診療科のご案内脳神経外科

くも膜下出血

脳出血とは

  • 脳の表面は膜で覆われており、その膜の間(くも膜と軟膜の間で、くも膜下腔と呼ばれる)に存在する血管が切れて起こる出血です。
MRI
  • 80~90%は脳動脈瘤と呼ばれる脳の動脈にできた「こぶ」が破裂し、出血することでくも膜下出血を起こします。くも膜下出血になると重度の脳障害や死に至る可能性も高いため、定期的なMRI脳検査で未破裂の脳動脈瘤を発見することが、とても大切です。

主な治療法

開頭手術によるクリッピング術

  • 頭蓋骨の一部を開いて脳の深部に到達し、動脈瘤のネック部分を金属製(多くはチタン製)のクリップで挟むことによって動脈瘤内に血流が入らないようにして破裂を防ぐ方法です。
  • 顕微鏡を用いて行うマイクロ手術と呼ばれ、難しい手術の一つで専門医が行う必要があります。全身麻酔下での比較的長時間の手術になりますので、 体への負担は若干大きくなりますが、より確実な治療方法です。

血管内治療(コイル塞栓術)

血管内手術と呼ばれる治療の一つで、血管の中から動脈瘤の中に形状記憶のコイルを詰める方法です。内部からコイルを詰めて動脈瘤内部をコイルと固まった血液で埋めてしまい、破裂を防ぐ方法です。体への負担は少ない治療方法ですが、再発の可能性があるなどの問題点もあります。やはり難しい治療ですが、当院は資格をもった専門医が治療を実施しています。

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