診療科のご案内耳鼻咽喉科

【鼻副鼻腔疾患】鼻中隔湾曲症、肥厚性鼻炎

主な症状

慢性的な鼻づまりを自覚します。特に、左右でいつも決まった方が詰まっている場合は、左右に鼻腔を隔てている鼻中隔軟骨が、左右どちらかに極端に偏位している可能性があります。この病態を鼻中隔湾曲症と呼びます。また、これと同時に、下鼻甲介と呼ばれる鼻腔内の隆起が、通常より肥大している場合もあります。これを肥厚性鼻炎といいます。どちらも形態的な要因で鼻閉が出現している疾患です。

主な治療法

鼻中隔湾曲症も肥厚性鼻炎も、鼻腔通気を妨げる構造的問題が顕著な場合、手術が推奨されます。鼻中隔湾曲症に対しては鼻中隔矯正術が、肥厚性鼻炎に対しては下鼻甲介切除術あるいは粘膜下下鼻甲介切除術が適応になります。いずれも全身麻酔下に内視鏡下で行われ、1週間程度の入院治療になります。

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