【咽喉頭疾患】睡眠時無呼吸症候群
主な症状
〇睡眠中にイビキがひどく
〇時々、呼吸が止まっていると家族などから指摘される
〇睡眠の質が悪いため、睡眠時間を十分とっているにもかかわらず、日中に強い眠気に襲われたり、集中力が低下する。
主な治療法
上気道(鼻から喉までの空気の通り道)が狭くなることが原因です。体重増加により、仰向けで寝る際にアゴの下の脂肪の重みで舌根部(舌の付け根当たり)の気道が狭くなり、イビキや無呼吸が表れます。体重増加が原因の場合、まずはダイエットが推奨されます。一方で、体重増加はなくとも、加齢により、徐々に睡眠時に舌根部の筋緊張が保てなくなり、イビキや無呼吸が目立ってくることも少なくありません。このような睡眠時無呼吸症の程度を、他覚的に調べる検査として、当院では1泊入院の上で、ポリソムノグラフィー(PSG)検査が行えます。PSG検査の結果で、睡眠時無呼吸症の指標であるAHI(Apnea Hypopnea Index)が20以上の患者さんには、希望があれば、CPAP療法を導入しています。