【咽喉頭疾患】慢性扁桃炎・習慣性扁桃炎
主な症状
年に何回も急性扁桃炎による咽頭痛と熱発を繰り返します。その都度、かかりつけの医院に通って、抗生剤による治療が必要となります。何度も急性扁桃炎を繰り返しているうちに、のどの違和感が慢性的に持続するようになる場合もあります。このような病状は、習慣性扁桃炎、あるいは慢性扁桃炎と呼ばれます。
主な治療法
習慣性扁桃炎に対する外科治療として、手術的に両側口蓋扁桃の摘出を行います。全身麻酔下に両側の扁桃腺を丸ごと摘出します。摘出した扁桃腺欠損部は、白苔(かさぶた)が出来た後、徐々に粘膜で覆われ、治癒していきます。この過程に少し時間がかかるため、扁桃腺の手術後は、しばらく喉の痛みが続きます。また術後に、このかさぶたが取れて出血するリスクがあるため、入院は術後1週間程度必要です。