常勤医師募集
平成24年慶応義塾大学卒の遠山 兼史です。
大学卒業後は母校の医局に入局し、関連病院などの勤務にて研鑽を積みました。放射線診断専門医を取得後、結婚に伴う家庭の都合で退局し、令和2年4月より当院の常勤医として赴任しました。
専門は画像診断全般で、医局の在籍時は主として腹部骨盤領域を専門としておりました。
当院の放射線技師や放射線看護師などのスタッフは極めて優秀で、造影剤注射など撮影に関する業務はすべてコメディカルスタッフに任せられ、画像診断業務に集中できる非常にありがたい勤務環境です。血管系IVRに関しては 近隣の太田市や栃木県足利市にIVR専門医の在籍する病院がありますので、画像にて適応を判断した後、原則的にそちらへ紹介しています。CTガイド下手技に関しては、当院で安全に施行可能と思われるものは、私自身で引き受けております。
IVRオンコールもなく休日は原則フリーですので、東京の勉強会・学会へ出かけるもよし、北関東の大自然や温泉地を廻るのもよし、子育てに勤しむもよし、先生次第で充実できる環境と思います。 2人常勤体制となれば互いにカバーできますので、有給休暇も積極的に取得していただければと思います。診断専門医を有する先生で、地域医療としての画像診断を一緒に盛り上げてくれる先生を求めています。
当院は群馬県東毛地区20万人弱の医療圏において唯一の総合病院で、幅広い患者さんがやってきます。
画像診断の観点からは、大学病院やセンター級の病院と比べると、地域特性から未治療/未発見の偶発疾患が外来・救急CT含めて見つかることが多く、短時間で的確に疾患を検出・診断することで地域医療の底上げに寄与しています。
都心では信じがたいことですが、群馬県では放射線診断医は極めて少なく、同一医療圏の他病院には常勤の放射線診断医がおりません。近隣の他院ではせっかくCT/MRIが撮影されていても、残念ながら画像が適切に解釈されていない現況です。
脳外科医師は4人在籍しておりますので、読影の依頼は主に体幹部の画像検査が中心となっており、全件読影ではなく必要な検査の読影に絞っていただいています。これにより都心では多くの病院で見られるような「読影加算2に縛られた形骸的で無意味な読影」になりにくい体制としています。
心臓CTや脳外科CTA検査などは主病変の評価は主科でしていただき、放射線診断医が偶発所見の発見に集中できるように工夫しています。
初期研修医に対しては定期的な画像カンファレンスを実施し、3年目以降の1人当直に向けてCT読影のエッセンスを習得してもらうように指導しています。