医師・看護師の声

医師・看護師の声

消化器内科部長

有賀 諭生 先生

自己紹介をお願いします。

平成14年新潟大学卒の有賀 諭生(あるが ゆきお)といいます。

出身は埼玉県川越市で、大学卒業後19年間は大学を含め新潟県内の病院で勤務をしていました(途中で大学院に進学し学位を取得しています)。専門は消化器全般ですが、特に胆膵領域の内視鏡検査・治療に興味があり、胆道学会、膵臓学会のいずれも指導医の資格を取得しています。胆膵領域の内視鏡以外でも、ESDなどの内視鏡治療、エコー下穿刺治療(肝癌治療、胆道ドレナージなど)も数多くの経験があります。

新潟県上越市に家があり家族(妻と子供6人!)はそちらに残っているので、現在は単身赴任で館林に来ています。

 

消化器内科の症例を教えてください。またどのような診療に力を入れているのでしょうか?

消化器内科では消化器疾患全般を担当していますが、現在のところは消化管出血、良性胆道疾患(胆嚢・総胆管結石、胆嚢炎・胆管炎)の症例が多い印象です。

ESDについては内視鏡内科の先生が主体となっていますが、消化器内科でもESDを施行しています。なお、イレウスに関しては原則外科(消化器外科)が担当しています。

私が着任する前は消化器内科がなく手術適応外の症例も含め多数の消化器疾患を外科が担当していました。このため、現在でも総胆管結石などで外科宛てに紹介されることも多々ありますが、外科の先生と相談し非手術症例については消化器内科で初療を行うことも増えています。また、今後は手術適応外の消化器がんに対する抗がん剤治療も消化器内科で行っていきたいと考えています。

 

診療中に先生が心がけていることはありますか?

当たり前のことかもしれませんが、言葉遣いなどを含め丁寧な診療を行い、内視鏡などでは合併症なく検査・治療を完遂できるよう努めています。

館林邑楽地域も高齢者が多いと感じていますが、さらに、東南アジアなどの外国の方も多い印象です。このため、本人だけでなく家族・知人などの関係者の方にも十分に病状がわかるような説明を心がけています。また、特に超高齢者に関しては、ガイドライン的な標準治療を踏まえた上で、併存疾患や手術・治療希望に応じ治療方針を決定しています。

 

現在の業務内容を簡単に教えてください

外来は火曜・木曜の午前中の2枠ですが、緊急の症例は外来日以外でも他科や開業医さんから紹介されることがあります。

月・水・金は午前、午後共に内視鏡検査・治療で、通常は1516時には終了します。ERCPは緊急、準緊急が多いですが、極力平日の時間内に行うようにしています(状況により夜間、休日に施行することもあります)。当直は概ね月2回で、時間外の待機については、平日は火・木、土日は第2土日が待機当番となっています。

 

消化器専門と一般内科領域の割合について教えてください。

自分が当直の時に入院となった尿路感染、高齢者の肺炎などの一般内科症例が数例いますが、ほとんどの入院患者は消化器内科の症例です。

 

当院への入職の決め手は何でしょうか?

まず、この規模で地域唯一の病院に消化器内科がなかったことに違和感がありました。実際にお話を聞いてみると、以前に勤めていた病院では消化器内科が診ていた疾患をこちらでは外科や一般内科の先生が担当していたとのことで、自分の力を発揮しお役に立てると考えたのが一番の決め手です。もちろん、給与、福利厚生などの待遇面も大きな要因となりました。

 

他科との連携はいかがですか?

内科の各専門科の先生、外科の先生など、コンサルトすると非常に快く引き受けていただけるので大変助かっています。

 

どんな先生に来ていただければ、この病院で活躍できると思いますか?

まず、上下部内視鏡が一人ででき、緊急の止血、異物除去を行える先生に来ていただけると大変助かります。ESDERCPEUSなどに関しては、現時点で経験不足でも当院に来てから十分トレーニングは可能です。

 

転職をお考えの先生にメッセージをお願いします。

邑楽館林地区唯一の総合病院の消化器内科です。現在はまだ症例数が十分ではないと感じるかもしれませんが、これからさらに増やしていきたいと思っています。

内視鏡室は非常にスペースが広く非常にやりがいのある環境ですので、是非一度見学にいらしてください。

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