医師・看護師の声
救急センター
谷津 千春 看護師
医師とのコミュニケーションはいかがですか?
私は他の病院でも勤務経験があるのですが、ここの病院は非常に優しい先生方が多いですね。話しやすいので相談しやすい関係ができていると思います。特に救急は先生と連絡を密に取り合いますが、今のところ救急医がいない状況なので担当医の先生が他の仕事中にコンサルテーションすることがすごく多いです。そんな時でも嫌がらず回答してくれたり、すぐに来てほしい状況でも時間を割いて来ていただけたりするのは本当にありがたく思っています。
例えば自主的な勉強会を開催する際の資料作成でも、「こういう勉強会をするので資料を見ていただけますか?」と先生に尋ねると、お忙しい中でもフランクに見ていただいて適切な助言をもらえますし、この病院は昔から長く勤められている先生が多いので、あうんの呼吸というか何でも気軽に相談しやすい関係ができていますね。
卒後研修や指導環境の取り組みはどのようにされていますか?
救急看護師の場合ですと、なるべく実技ができるように救急スタッフと相談したり、1年目の指導担当の方と相談しながら取り組んでいます。
先生とは診療以外のプライベートな時間でも交流はありますか?
先生が野球部の選手や監督としていらっしゃったりしているみたいです。救急の場合は一次救命や外傷などのコースがあるので、そのコースで一日を終えた後にみんなで飲みに行ったりしています。また、地域の救命士さんや消防の方とも交流の多い病院なので、診療以外の場でのコミュニケーションは多い方だと思います。
救急看護師を志すキッカケは何だったのですか?
看護学生のときの話ですが、自分ではとても元気だと思っていた患者さんが、ある日突然急変してお亡くなりになったことがありました。急変したときに私は何もできなかった、気づけなかったという体験から救急の重要性を痛感して、一次救命処置や二次救命処置の講習に自ら行くようになったのがキッカケですね。根本は一人でも多くの命を救いたいという想いからですが、一人だけではできないので、みんなも巻き込んでやっていくにはどうしたらいいだろう、と考え抜いていた結果が今の私に至るという感じですね。
全国でもまだまだ少ない救急認定看護師ですが、ご自身として救急をどのように捉えていますか?
先生へのサポートはもちろんですけど、看護師間での救命のあり方や想いを少しでも高められたらと思っています。それは救急にいる看護師だけではなく、病棟や関係のない部署にいる他のコメディカルの方にも救急への意識やスキルは必要なことだと思っているので、救急認定看護師である私が良い影響を与えられたらなと思っています。
DMATについてのお考えをお聞かせいただけますか?
東日本大震災があったとき、人員はたくさん集まるのですが災害時の経験も少なく、誰が統括を取るかなど混乱する部分も少なからずあったので、災害医療や災害看護のあり方をあらためて見つめ直すキッカケになりました。南三陸にも行って現地の方ともお話させていただいたのですが、例えお身体の調子が悪くても訴えていただけないなど、災害時の状況では様々なことが起こり得ることを知りました。
この病院に入職されたキッカケを教えてください
前の病院に勤めていたとき色々勉強したのもあって、自分の救急スキルが他の病院でも果たしてどれだけ通用するのだろう、と考えていました。そこで当時の二次救命処置コースの救命士さんに救急を頑張っている病院はどこか聞いてみたところ、この病院を教えてもらい見学に行かせてもらったのがキッカケですね。
仕事とプライベートのバランスは病院全体としてどんな印象ですか?
看護師しか分からない部分もありますけど、自分の時間があってこそスキルアップを図れると思っているので、病院の仲間と助け合いながら連携をとって、プライベートな時間を確保できるように心がけています。
転職をお考えの先生にメッセージをお願いします
救急車を積極的に受け入れている病院ですので、救急の症例をたくさん見たいとか、アットホームな職場の雰囲気で仕事をやりたいと感じてくれている先生がいれば、是非一緒に働きたいと思っています!